大学生になって自由時間が増えたので、以前からやりたいと思っていた自作キーボードに手を出してみました。
自作キーボードというのは文字通りキーボードを自作することなのですが、自作の度合いにも色々あって、 他の人が設計したキーボードをパーツから組み立てることもあれば、基板の設計から組み立てまで全部自分でやることもあります。
今回私はNomu30という自作キーボードキットを組み立てました。
道具を揃える
今回Nomu30を組み立てるに当たり、以下のものを購入しました。
Nomu30を組み立てるだけなら最初の4つだけで十分なのですが、無線化したかったのでBLE Micro ProというPro Micro互換のマイコンとその取付に必要な部品を追加で購入しました。
組み立てる
組み立てはNomu30のビルドガイドに従って進めます。
ファームウェアを書き込む
まずBLE Micro Pro(以降BMPと表記)にファームウェアを書き込みます。ドキュメントに沿って進めるのですが、 全部Web上で完結する(感動)のでとても簡単です。
キーマップの書き込みにはQMK Configuratorを使いました。
ダイオードのはんだ付け
次にダイオードをはんだ付けします。向きさえ気をつければ簡単です。
私はこれが人生初はんだ付けだったのですが、換気の必要性を知らなかったため頭痛に見舞われる事になりました。 (ヽ´ω`)トホホ・・
ダイオードのはんだ付けが終わった様子
ダイオードのはんだ付けが終わったら一度コンスルーでBMPを基板に取り付け、ピンセットでスイッチの部分をショートさせることでキーが入力できるかどうか確認します。
諸々の取り付け
リセットスイッチをはんだ付けし、スタビライザーを向きに注意して取り付けます。
その後、トッププレートをネジとスペーサーで固定します。BMPの電池基板を入れる都合上、PCBとボトムプレートの間のスペーサーは8mmのものを使用します。
キースイッチの取り付け
キースイッチをプレートにはめ込みます。結構力がいるのでプレートを割らないよう注意します。
はめ終わったらBMPと重なる位置にあるスイッチの足を切り、スイッチをはんだ付けします。一部のスイッチがBMPと干渉するのでテープで絶縁します。
BMPの電池基板の組み立て
BMPの電源供給用の電池基板を組み立てます。ドキュメントに沿って進めます。 小さい部品が多いのでやや難しかったです。
電池基板の組み立てが終わったら導線でBMPと繋ぎ、(厚めの)両面テープでPCBに貼り付けます。 電池基板の上にあるスライドスイッチが後から操作できるような場所に固定するようにします。
電池基板の取り付けが終わった様子(電池ホルダ間がショートしそうだったのでテープで絶縁した)
仕上げ
最後にボトムプレートをねじで止め、キーキャップをはめれば完成です。
完成
やった〜
失敗したところ
完成してから気づいたのですが、エンターキーの動きが悪いです。スタビライザーに潤滑剤を塗りすぎたのが原因です。
感想
キー数が非常に少ない30%キーボードですが、レイヤー機能があるので慣れれば結構使えるのではないかと思います。(当然慣れるのにかなり時間がかかりそうではある)
次は60%ぐらいのキーボードを作ってみたいですが、金銭的理由からかなり先のことになりそうです。